2010年5月22日土曜日

【Windows Server】Windows Server 2008でクラスター検証ウィザードを実行すると、検証が失敗する。

Windows Server 2008 クラスタに対して、クラスタ検証ウィザードを実行すると、検証が失敗し次のようなエラー メッセージが表示されます。

ノード Mercury.sandbox.local アダプタ ローカル エリア接続* 8 とノード VENUS.sandbox.local アダプタ ローカル エリア接続* 8 に重複 IP アドレス fe80::100:7f:fffe%10 が見つかりました。

■原因
Windows Server 2008 のクラスタ ノードで、Teredo 移行テクノロジが有効になっています。
Teredo は IPv6 通信 IPv4 NAT および IPv4 サーバーを通過してIPv6 アドレスを使用できるためのネットワークインターフェイス機能ですが、フェールオーバー クラスタリングには一意のIP アドレスが必要なため、エラーとして警告されます。

■対策
[Teredoオフ] 
Netsh コマンドを使用して、Teredo をオフに設定します。

[ IPv6トンネルデバイスのオフ]
IPv6トンネルデバイス[Teredo Tunneling Pseudo-Interface]をオフに設定します。

■作業手順
[Teredoオフ]
  1. [スタート] ボタン>[すべてのプログラム]> [アクセサリ] をクリック。
  2. [コマンド プロンプト] を右クリックし、 管理者として実行してください。
  3. Administratorアカウント以外の場合には[ユーザー アカウント制御]ウインドウが表示されるので[続行]ボタンをクリック。
  4. [コマンド プロンプト] で次のコマンドを順に実行してください。
    • netsh
    • interface
    • teredo
    • set state disabled
[IPv6トンネルデバイスのオフ]
  1. [スタート]>[管理ツール]>[コンピュータの管理]をクリック。
  2. [ユーザー アカウント制御]ウインドウが表示されます。
  3. [続行]ボタンをクリック。
  4. 左側のペインから[デバイスマネージャ]をクリック。
  5. メニューバーの[表示]をクリックし、[非表示のディバイスの表示(W)]をクリック。
  6. 非表示ディバイス一覧が表示されるようになります。
  7. [Teredo Tunneling Pseudo-Interface]を右クリック>メニューから[無効(D)]をクリック。
  8. [このデバイスを無効にすると機能しなくりなります。このディバイスを無効にしますか?]が表示されたら、[はい]ボタンをクリック。
  9. [Teredo Tunneling Pseudo-Interface]の表示が無効になっている事を確認、終了してください。

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