■ 問題
Snapshotしたイメージから復元する際に、HDDデバイスが復元されない。
■ 原因
「Revert Snapshot」を実行する際、COW(Copy-on-Write)のヒープメモリ不足が発生し、HDD等の仮想デバイス作成に失敗することがあり、この現象はESXのヒープサイズ及びサービスコンソールのメモリ不足が原因で発生します。
■ 対策
カーネルのヒープサイズ変更及び、サービスコンソールのメモリサイズを変更する事により対策を行います。
【COWのヒープサイズ変更】
VI Client で ESXホストの[Configuration]タブを選択します。
[Advanced Settings]のリンクをクリックします。
[COW]を選択します。
COW.MaxHeapSizeMB の値を変更します。
ここでは、最大値の「192」MBに設定していただくことを推奨します。
[OK]ボタンをクリックします。
【サービスコンソールのメモリサイズ変更】
VI Client で ESXホストの[Configuration]タブを選択します。
[Memory]のリンクをクリックします。
[Properties..]のリンクをクリックします。
サービスコンソールのメモリサイズを変更します。
ここでは、最大値の「800」MBに設定していただくことを推奨します。
【COWのヒープサイズ、サービスコンソールメモリサイズ変更共通】
設定値の変更を反映させるためには、ESXホストの再起動が必要です。
0 件のコメント:
コメントを投稿